器用な男、八木雄一。

八木雄一は、僕の大学の友人で、同級生でした。弓道サークルで知り合い、仲良くなったのです。昔からちょっとしたものを修理したりするような小さいことで「器用な奴だなぁ」と感じることは多かったのですが、最近本当にすごいと感じることがありました。

それは彼が、僕の住む千葉県に転勤になったことから始まります。今まで八木雄一は、福岡で勤務していたので、彼の奥さんが書いてくれる年賀状くらいのやり取りしかなく、ごくごくたまに連絡をする程度で、大学を卒業後は進路もばらばらになってしまったため、会うこともほとんどなかったのです。それが、今回の人事異動で千葉に転勤になり、住んでいる市が同じだったので、久しぶりに八木雄一に会いに行くことにしたのです。

家を訪ねると、趣味の良い木製のテーブルや本棚があり、何とも言えない木工の味わい深さがあって素敵だなぁと感じたので、それを奥さんに伝えると、なんとそれは八木雄一が作ったものなのだと話してくれました。とても手作りのものには見えず、既製品ではないかと思ったほどで、素人の手作りには見えませんでした。
八木雄一に日曜大工、いわゆるDIYの趣味があったのか聞くと、働いてから好きになったのだと言いました。

結婚前、1人暮らしをしていたときに、本棚が部屋にしっくりくるものがなくて作ったことから始まったのだそうです。最初の作は今思うと本当に作りも雑でひどかったなぁと笑いながら話していましたね。1つ作るともう少し良く、もう少し良く、と手を加えて改良していったところから、こだわりだしたようです。作るものもだんだん大きくなり、工具も最初は100円ショップのものを使っていたようですが、徐々に使い勝手の面からグレードアップさせていったらしいです。こだわり始めると、塗装などにも気を配り始め、今や玄人はだしのものを作っています。もともとが器用だった、というのもあるのかもしれませんが、すっかりハマってしまったようです。

八木雄一に対し、奥さんは若干苦笑いでしたね。どんどん作るものが大きくなっていくので、しまいには家まで作ってしまうのではないかと・・・。これは奥さんの冗談ですが、彼の今4歳になる娘さんが、まだ小学校入学は先なのにもかかわらず、今から勉強机を作るのだと息巻いているのだそうです。奥さんや子供たちにあきれられないレベルで、趣味を続けていってほしいですね。出来上がったものを見るのはとても面白いので、八木の趣味熱をヒートアップさせない程度に僕も足を運ぶことにします。友人の意外な面が見れたように思いました。

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